Blog for Nameless-Value

novel, essay, poetry, criticism, diary

祈りの心に於ける聖なる存在

俄かに搔き曇る雷の予兆の様な雲とその不気味な唸りが聴こえ、誰しもが心の何処かでは永遠の平和的な約束の土地を祈念せずにはおれないだろう。


それは我々の心からの花咲く麗しき匂いの立ち込める世界だし、そこで我々は純粋な動機に裏打ちされているのだ。


あらゆる爆撃、粛清的に運ばれる乱れし世さえ、我々の純粋な精神の力を削ぎ追い落とす事だけはできない。未来永劫心に持たれる神性への願いもだ。何故ならどんな力づくの行為も、いつしか必ず必然的な運びで、限界を見て、躓いていくものだからである。


永遠の愛と相互の信頼は必ず全てを克服し、それらの理不尽な暴力的な争い事もいつかは制覇される。


我々の心の輝きと心臓の根っこから信じて疑わない気持ちやその証は決して損なわれる事はあるまい。それは我らの行動に於ける機知に富んだ明るく照らし出されし純粋なる心だからだ。


誰もが慈悲深い神意に反応して人間である証明する心を携えた我々はから心底信じて疑わぬ気持ちだけはどんな力に拠っても奪うことが出来ない。


白鳥のペアが乾燥した川の残りし水を求めて、水鳥の家族と争わずに共に渇きを癒やす姿は、人為的に破壊を旨とする爆弾などの持つ脅威が差し迫ってさえ、何物も我らの心温まる気持ちを破壊する事だけはできないと教えてくれる。


未来は我々の心の持ち方次第なのだ。


又、それらは何か声高に特定の人達に拠ってプロパガンダを通して語られる事ではない。と言うのも結局そういった気持ちとは、略奪的に差し向けられる戦略的な推移に拠って語り尽くされるのでは決してないからである。それどころか、我等は常に鎮められた心だけを望むのだし、とてもささやかな癒やされた思いや気持ちだけを求めるのだし、それは誇大に語られるようなことではない。


我々は皆喜びと感謝に満ち溢れた新たに価値を吹き込まれる心の尊厳を創出する使命を帯びているからだ。


美しい癒しだけを齎す言葉と行動、それらだけに我らは喝采し、確かな歓喜と慈悲深い感謝を持とうではないか!


この地上の如何なる喜びに対し、何者も如何なる略奪も侵略も為すことはできない。
何故なら我々の世界とは、永遠の平和といつまでも永続する喜びを咲かせる花を、皆の心の庭に確かめることで、祝福されるということこそが真理だからである。


その庭では各自が各々の幸福を掴み、日々の癒しある歓喜を享受するのを誰もが無視される謂れなど無いからである。満足を得る日々にアーメン!


貴方に祈念する心と考えが齎されます様に、妖精が軽やかに香しく飛び交う様な心持でそう祈る。小さな聖霊達がいずれにせよ、貴方の心に集い、それら全てが、全人民の住まう明るく輝く空の下で共に擦れ違う様を祈る!





二千二十二年 二月二十八日